タイトル「ダイオウイカは知らないでしょう」著・西加奈子、せきしろ/「ブックレビューブログ1日目。 ~1日1冊本を読む~」
1月21日(土)
古正寺のブックオフで一目惚れした表紙と、「西加奈子・せきしろ」の文字に、
ふっとピース又吉直樹が思い浮かぶ。
天才やん。せきしろさんは知らないけど…。
短歌はエモーショナルなジャンルなので、
詠めば詠むほどうまくなるわけではない。という、穂村弘さんの言葉に、
ちょっとびっくり。
ラストに明かされるダイオウイカの正体。
西加奈子は、この世のクズを救ってくれる、女神様だと思ってはばからない。
覚悟を引き受けている人なのだ。この世界の
せきしろさんは、最後の最後まで、ふわふわした人だな~と思ったけど、
ラストの一文を読んで、
本当に、ごめんなさい。せきしろさんは、天才でした。
感想に変えて、「感想」というお題で、一首。
「見たけれど 雰囲気あったね しか言えない だって本当に 雰囲気だけだから」
あ!「ダイオウイカは知らないでしょう」は、雰囲気だけじゃないよ!!!
雰囲気すごいけど、覚悟があります。